仕上がらない金継ぎ



あれは去年の暮れだったか?

ここ15~6年毎日使ってたご飯茶碗を

割ってしまった。

自分で直そうと器繕いの準備を始めたけど

骨折で言えば『複雑骨折』。

とても初心者には手に負えないシロモノだけど

どうしても直したかった。

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今までしてきた器繕いといえば

“欠け”や“ヒビ”、“割れ”といってもせいぜい3ピースまで。

そんな私にはかなりハイレベルなれど

とにかく繋いで埋めて作ってみたいな

厳しい闘い。

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仕上げも『金か?銀か?はたまた真鍮か?』

どれもこれも違和感に満ち満ちて

何度も蒔いたり研いだり削ったり。

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これはもう、金属じゃ無いな、と

奇をてらって『ベンガラ』なんかも試したけれど

なんか落ち着かない。

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結局、白漆(といってもミルクティーみたいな色)を

作ってしあげてみる。

もはや私の技量ではここまでと

3ヶ月にわたる作業は終了。

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明日からまたこのお茶碗で

ご飯を食べてみよう。

どんな味がするんだろう?…。

by kurasinootomo | 2018-04-17 21:59 | メンテナンス | Comments(0)

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